ワニマガジン社 / 春の疼き
1,210円
人恋しい黒ギャル、ハメ撮り希望のプニプニ愛妻、ゆきずり歓迎の元カノ…etc 魅力的なヒロイン×迫力タッチで、日常に潜むエロスを描いた官能短編集。
緻密な描線で描かれるキャラクターデザインと、
骨太なキャラの性格設定とが深みのある読後感
にいざなう”翁賀馬乃助”先生、主に”快楽天”へ
掲載された、二話構成の一作品と短篇・六作品
を収録した、自身二冊目の単行本。
印象に残った収録作品は、フリーターに見切り
をつけてブラック企業に就職した男性主人公が
以前、働いていたコンビニの同僚だったヒロイ
ンと遅ればせながら結ばれる……本巻・巻頭を
飾る短篇「ひとりぼっち×2」。一緒に働いて
いたときから熱い視線をヒロインへ送っていた
男性主人公と、その視線を理解して受け止めて
いたヒロインの、奥手な関係が成就する、お話
でした。
読んでいて印象的だったのは、骨太なキャラの
性格設定と繊細な絵柄で描かれるキャラクター
デザインが導く、深い味わいの読後感。既刊の
初単行本「粘膜」から更に密度の増した濃厚な
読み心地が堪能できました。
本巻描き下ろしの後日譚に”翁賀馬乃助”先生の
各作品への”深い想い”を感じさせる一冊。良作。
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